2024-11-05
IHI、Tech Japan Hubを活用しIIT学生のインターンシップを実施 〜実施者全員の内定通知と承諾を実現〜
弊社は、この度、株式会社IHI(東京都、代表取締役社長:井手 博)様が、弊社の開発・運営するプラットフォーム:Tech Japan Hubを活用してIIT(インド工科大学)学生のインターンシップを実施され、新卒内定承諾まで至る運びとなりましたのでご報告いたします。
【実施内容】
インターンシップ選考
・募集:IIT各大学で活用されている弊社プラットフォームTech Japan Hub内で募集を告知(3週間)
・応募総数:339名
(オンラインテスト、面接選考含む)
インターンシップ
・人数:3名(倍率113倍)
・大学と専攻
Aさん:IIT Kharagpur 校(インド工科大学カラグプール校)
航空宇宙工学(Aerospace Engineering)専攻
Bさん:IIT Kanpur校(インド工科大学カンプール校)
航空宇宙工学(Aerospace Engineering)専攻
Cさん:IIT Jodhpur校(インド工科大学ジョドプール校)
情報工学(Computer Science and Engineering)専攻
・実施期間:2024年5月〜7月(約2ヶ月間)
・プロジェクト:旅客機電動ハイブリッドシステムR&Dプロジェクト
・内定承諾者:3名
【株式会社IHI 戦略技術統括本部 戦略技術プロジェクト部 主幹 下村琢磨様の声】
我が社初の取組みで,いつ何をするべきか見当もつかなかったところをTech Japanに助けていただきました。感心したのは,スタッフ全員が各校に直接情報発信が可能で学生課から絶大な信頼を得ていることです。想像を超える応募者選考の管理からプログラム実施に及ぶまで,企業と学生双方に寄り添ったフォローは安心感絶大で,学生来日時の生活を支援するエージェントも大活躍でした。晴れて,初年度から本採用に辿り着いたのは驚きでした。
【Tech Japan Hubを活用したサマーインターンシップとは】
従来、IITを初めとするインドの最高峰理系大学からの採用には①大学側が課す複雑且つ日本企業にとって不利とも言える採用規則の遵守対応の困難さ、②日本企業にとっての候補者情報管理の煩雑さ、及び①②を背景とした③学生の入社後定着率の悪さ、が課題となっていました。
企業がIITから学生の採用を行う場合、Day1(デイワン)と呼ばれる毎年12月1日からの就職活動解禁期間内の明確に指定された日時にキャンパスを往訪し、数時間の面接で当日中に企業学生とも内定及び受諾の意思決定をする必要があります。一旦受託の意志を示した学生は以降の就職活動に参加できなくなるため、どんなに企業が求めている人材でプレゼンテーションの準備をしていったとしても、自社の面接日時以前に他社からの内定承諾を決定した学生とは会うこともできません。
加えて、企業はキャンパスごとに異なる指定フォーマットを利用して候補学生の情報を収集、管理することが求められ、その上短時間での意思決定は短期間での離職の原因にもなっていました。
Tech Japanは、上記の課題を踏まえ、本質的なデジタル新卒人材の企業・事業への寄与には、①面接前にお互いを理解する一定期間②企業内意思決定をスムーズに行うための情報管理システムが必要だと認識し、Tech Japan Hubを活用したサマーインターンシッププログラムの提供を2023年より開始しています。
日本企業はこのプラットフォームから簡単に、ワンストップで採用直結型トライアル募集の大学への申込み、内容の掲示や選考、そして就職活動期間に先んじた接点としてのインターンシップを行うことができます。
Tech Japan Hubを通じて募集できる高度テクノロジー人材学生は、世界のIT企業を牽引する人材を輩出しているIIT等出身であることからも伺えるように、即戦力として企業のデジタル事業に貢献することが期待できるのみならず、企業が提示する内定受諾率が高く(2023年度で85.7%)、採用直結型トライアル期間に相互理解が進んでいるため入社後短期間での退職も少なくなることが想定されます。
引き続き、弊社はIIT人材を活用した日本企業の発展に寄与するべく尽力してまいります。